話し方の上手な人
話し方の上手な人は意識してみれば自分の身の回りにもたくさんいるはずです。職場の先輩や上司にもいるでしょうし、テレビの司会者やコメンテーターなどもおおいに参考にすることができるでしょう。
こうした人達は1対1でもOKだと思いますが、たいていは多くの人を前にして人を惹きつけるような話し方が上手なことがベースになっていると思います。
そうした上手な人というのは「前もって伝えたい内容がその人の中で整理されて明確化している」ものです。これは事前の準備もしっかり行われているので、ポイントを絞ってわかりやすく簡潔に話をすることができるわけで、説明の間もダラダラとはしません。
もうひとつのポイントはけっして難しい用語などは使わないことで、やむを得ず専門用語を使用する際はちゃんとさりげなく説明もプラスされています。
事前の段取りがしっかりしているので、こうした細かな配慮もスムースに行われるわけです。
ここで参考にしたいのは、事前の段階で話したい事柄については的確なグループ分けをしておくこと、そのグループ分けに対してひとつひとつ順を追って内容を話す、図や表、絵などを活用する、話はくどくなく、語尾もはっきりさせる、声の大きさを適当にして、早口では話さない、などが基本的なことでしょう。